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農薬汚染ココナツ、既に消費者の口へ?


ニュース 社会 作成日:2008年4月30日_記事番号:T00007101

農薬汚染ココナツ、既に消費者の口へ?

 
 禁止農薬カルベンダジム0.18ppmが検出されたタイ産輸入ココナツ「RUNGTAWAN」が保管場所から消え、市場に流入した疑いが持たれている事件で、検察と警察が捜査を進めた結果、輸入されたココナツ3万個すべてが台北県、桃園、新竹、高雄などの卸売業者の手に渡り、既に消費者が口にしている可能性があることが分かった。30日中国時報が報じた。

 検察と警察の捜査によると、ココナツを各地に売りさばいた卸売業者は台北県の「69水果行」、桃園の「日興」、新竹の「祥発」、高雄の王と名乗る人物。このうち「69水果行」は200箱以上を屋台や消費者に直接販売したことが分かっているが、販売先の詳細は不明だ。

 台北県土城の警察は29日、ココナツを輸入した日潮貿易の代表として莫猷恵代表の身柄を確保したが、この人物は「経営者の頭数をそろえるために借り出されただけで、実際の経営者は蘆洲に住む板有蓮と劉勝茂だ」と供述した。このため警察ではこの2人を食品衛生法違反で取り調べるために送検した。板有蓮は、「通関当局の検査が遅く、ココナツが傷んで売れなくなることを恐れて出荷した」と話しているという。