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4度目の連胡会談、胡主席「92共識で対話」強調


ニュース 政治 作成日:2008年4月30日_記事番号:T00007102

4度目の連胡会談、胡主席「92共識で対話」強調

 
 連戦国民党名誉主席と胡錦濤中国国家主席の、4度目となる会談が29日北京で行われた。

 「一つの中国、それぞれの解釈」で中台間の合意があったという架空の主張、いわゆる「1992年の共通認識(92共識)」について、馬英九次期総統が「今後はできる限り『92共識』という言葉を使わず、『一つの中国、それぞれの解釈』を使う」と発言したと報じられたばかりだが、胡主席はこの日、「両岸(中台)は『92共識』の下で協議しよう」と連名誉主席に呼び掛け、「一つの中国、それぞれの解釈」には触れなかった。

 中国にとっての「92共識」は「一つの中国である共通認識」とみられており、胡主席がこの日改めて「92共識」を強調したことに、連名誉主席の随行員は、「台湾側への警告かもしれない」と語った。

 馬次期総統の当選以降、中国が「一つの中国、それぞれの解釈」に言及したのは、新華社の英文リリースの一度のみだ。

 また、会談では台湾団結聯盟(台聯)の頼幸媛・前立法委員を行政院大陸委員会主任委員に起用した馬氏の人事については触れられなかった。

 中台関係に関して、連名誉主席と胡主席は、争議を棚上げして交流を拡大していくことで一致。連名誉主席は胡主席は招きに応じて北京五輪を参観することが決まった。