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「7月直航は不変」、馬次期総統が強調


ニュース 政治 作成日:2008年4月30日_記事番号:T00007103

「7月直航は不変」、馬次期総統が強調

 
 本土派政党、台湾団結聯盟(台聯)の頼幸媛・前立法委員の行政院大陸委員会主任委員への起用により、中国との対話に悪影響が及び、7月上旬に週末直航チャーター便と中国人観光客開放を行うという馬英九次期総統の公約が、予定通りには実現しないのではないかという観測が出ている。これについて馬氏は29日、「7月に直航チャーターを実現するという目標は不変だ」と強調した。

 馬次期総統は?氏について、「彼女は私と蕭万長次期副総統の両岸(中台)政策に賛同し、中華民国台湾の現状を維持し、『一つの中国、それぞれの解釈』を受け入れると明確に語っている。反対者はまず彼女に時間を与え、そのパフォーマンスを見てみてはどうか」と語り、改めて理解を求めた。また、?氏の起用により、対中政策に関する社会的共通認識が、より多くの人々に共有され広がることを希望すると表明した。

 ?氏起用の人事について、29日付聯合晩報は、「両岸政策の主導権を握るという馬氏の強い意志の現れであり、両岸交渉における持ち駒を増やす効果がある」と論評した。同人事によって、国民党の有力者が大陸委員会を通じて対中政策に影響力を行使することや、連戦名誉主席と胡錦濤中国国家主席の主導する「国共プラットフォーム」が台湾政府に影響を及ぼす恐れがあるという、民進党陣営の懸念を払拭できるとしている。