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航空大手2社、Q1は大赤字


ニュース 運輸 作成日:2008年4月30日_記事番号:T00007105

航空大手2社、Q1は大赤字

 
 航空大手2社、中華航空(チャイナエアライン)と長栄航空(エバー航空)は第1四半期の損失がそれぞれ29億7,100万台湾元(約292億円)、22億8,900万元となり、ともに昨年通年の損失額を上回る大赤字となった。30日付工商時報が報じた。

 両社とも第1四半期売上高は、旅客、貨物ともに昨年同期比を上回ったが、燃料コストが既に全体の46%を占めるまでに増大しており、損失の拡大は避けられない状況となっている。今期は燃料サーチャージと運賃値上げによる赤字縮小に期待している。

 中華航空では第1四半期の売上高は、旅客部門で3.5%、貨物部門で16.3%成長した。しかし、燃料価格は1バレル98米ドルまで高騰し、今期の燃料費は45億元にまで達し運行費用全体の約8割を占めたという。

 エバーでも、燃料価格が昨年同期比50%近く上昇しており、これが利益に大きく響いたとしている。