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遠東航空前董事長ら、背任で取り調べ


ニュース 運輸 作成日:2008年4月30日_記事番号:T00007106

遠東航空前董事長ら、背任で取り調べ


 経営難に陥っている遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)の元幹部らが関連会社の資金を不正に流用していた疑いなどが強まったとして、検察当局は29日、崔湧・前董事長ら8人を取り調べるとともに関係先7カ所を家宅捜索した。30日付中国時報が伝えた。

 検察はこのほか、航空券が不当な安値で旅行会社に卸された経緯や遠東航空傘下の遠邦投資顧問が崔前董事長の関係企業に安値で売却された点、カンボジアのアンコール航空と不平等なリース契約を結び、7億台湾元(約24億円)余りの巨額損失を招いた点などが背任に当たるとの疑いを強めている。

 検察当局はいずれの容疑にも崔前董事長が関与している点から、崔前董事長を事件の中心人物と位置付けている。

 崔前董事長は昨年6月の役員改選で落選するまで、12年にわたり董事長を務めており、その間の乱脈経営が経営危機の背景にあると指摘されている。