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彰化銀行、取締役会の定数を削減へ


ニュース 金融 作成日:2008年4月30日_記事番号:T00007107

彰化銀行、取締役会の定数を削減へ

 
 彰化銀行は29日、臨時取締役会を開き、取締役会の定数を現在の15人から9人に削減する議案を6月13日の定時株主総会に提出することを決めた。定数削減は大株主の台新金融控股が議事効率を高めることを目的として提案したもので、政府系株主と台新金控を除く民間株主が反対している。30日付経済日報が伝えた。

 定数削減は台新金控との合併計画や経営主導権の行方を大きく左右するだけに、影響力を維持したい財政部は防衛策の検討に入った。財政部は当初、第一銀行に彰化銀株式の売却を求めていたが、いったん売却を棚上げし、政府系株主が取締役ポストの防衛で共同行動を取る方針を固めた。政府系株主は現在取締役4人を派遣しているが、少なくとも3人を残留させたい構えだ。

 民間株主の邱毅董事(国民党立法委員)は「台新金控が派遣している8人の董事を背任で告訴し、(定数削減を差し止める)仮処分を申請する」と語るなど、株主間の争いは激しさを増してきた。