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銀行の支店売却、金管会が認可を検討


ニュース 金融 作成日:2008年4月30日_記事番号:T00007109

銀行の支店売却、金管会が認可を検討


 行政院金融監督管理委員会(金管会)の張秀蓮副主任委員は、「銀行による自行支店売却」への認可を検討していることを明らかにした。これまでは、問題を抱えた銀行に対してのみ売却を認めてきたが、海外の状況を参考に、今後は余分な支店の業務ライセンスを売却したい銀行に対し、認可の方向で検討しているという。30日付工商時報が報じた。

 支店売却を検討しているのは、経営危機に陥った金融機関をこれまで数多く引き受けてきた合作金庫銀行で、依然10店以上の支店が業務再開できておらず、5年の再開期限が近付いていることを念頭に置いたものとみられる。

 張副主委によると、多くの政府系銀行は支店が多すぎ、同じ銀行の支店同士で業績を食い合っている状況だという。ただ、支店業務のライセンス発給は金管会の専管事項のため、銀行が資産として売却することが妥当かどうか各界から意見を募っている。