ニュース 電子 作成日:2017年6月15日_記事番号:T00071112
通信キャリア大手、台湾大哥大(台湾モバイル)の蔡明忠董事長は14日、株主総会の席上、既に提携関係にある鴻海科技集団(フォックスコン)や亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム、APTG)との協力拡大に意欲を示した。15日付経済日報が伝えた。
蔡董事長(右2)は、台湾の使い放題プランは海外と比べ安過ぎると指摘した(14日=中央社)
株主総会では個人投資家から「台湾大哥大を鴻海・亜太電信に売却したらどうか」という質問が出た。これに対し、蔡董事長は「これまでも鴻海とは戦略提携を組んでおり、今後も鴻海との協力はさらに深く広範囲なものになる。国際的な大企業である鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長との協力は天から降ってきた贈り物だ」と述べた。
亜太電信も15日に株主総会を予定しており、台湾大哥大との合併問題に関心が集まりそうだ。
鴻海は亜太電信を通じて通信事業に参入後、台湾大哥大と戦略提携し、近年は台湾大哥大への第4世代移動通信システム(4G)周波数帯譲渡、鴻海による台湾大哥大への資本参加、台湾大哥大による亜太電信への資本参加、亜太電信による台湾大哥大の4Gネットワーク借用など協力範囲を拡大した。これまでも台湾大哥大と亜太電信の合併説がしばしば流れていた。
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