ニュース 自動車・二輪車 作成日:2017年6月15日_記事番号:T00071116
自動車部品大手、和大工業(HOTA)の沈国栄董事長は14日、2020年に売上高が100億台湾元(約360億円)を突破する見通しだと自信を示した。今年▽電気自動車(EV)大手、テスラ・モーターズ▽自動車部品大手、ボルグワーナー(BWA)▽ギアボックス大手、パンチパワートレイン──の受注が大幅に増加しており、2019年まで受注見通しが立っているようだ。15日付工商時報が報じた。
証券会社によると、和大の今年の売上高は70億元の見通しだ。テスラとボルグワーナーが53%を占めている。
沈董事長は、台湾では早ければ5~10年後に深刻な人手不足になると予想した(14日=中央社)
テスラは来年の新車販売台数50万台と、前年比5倍を予想しており、「モデルS」「モデルX」「モデル3」いずれも和大が受注している。和大は今年5月から「モデル3」部品を供給しており、第4四半期に月2万セット、来年は週1万セットに増える予測だ。19年にテスラは「モデルY」を発売予定で、和大は大埔美精密機械園区(嘉義県)にスマート生産ライン24本が完成する計画だ。
ボルグワーナーは今年、和大からのトルクコンバータ調達が20億元と、2002年の100倍に増加する見通しだ。ボルグワーナーのスウェーデン、北京、韓国工場も発注が相次ぎ、19年に和大からの調達額は22億元以上となる予測だ。
パンチはCVT(無段変速機)生産の南京工場で、中国自動車メーカーの顧客が20社に急増したため、今年の和大への発注が72万セットと前年比2倍となった。20年には150万セットを見込む。
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