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ラーガン、睡眠計市場に参入


ニュース 医薬 作成日:2017年6月15日_記事番号:T00071120

ラーガン、睡眠計市場に参入

 スマートフォン用カメラレンズ世界最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)の林恩平執行長は14日、睡眠計で医療市場に参入したと宣言した。早ければ2018年売上高に貢献する見通しだ。15日付蘋果日報が報じた。

/date/2017/06/15/01largan_2.jpg林執行長は、比較的正確に測定できるが、最終的には医者の診断が必要だと語った(14日=中央社)

 ラーガンは持ち株会社、大立雲康(ラーガン・ヘルス・テクノロジー、LHT)を約3億台湾元(約11億円)を投じて設立した。同社が生産する小型心電計(ECG)は既に米食品医薬品局(FDA)、中国国家食品薬品監督管理総局(CFDA)の認可を取得しており、傘下の南京豊生永康軟体科技が販売を開始している。台湾では衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)に申請済みで、年内に認可を取得できる見通しだ。

 大立雲康の小型心電計は睡眠時に胸に貼り付けるだけで心電図を測定できる。従来のように睡眠医療センターで体中に多くのセンサーを貼り付ける必要がない。

 林執行長は、主に医療機関に販売していると説明した。価格は明らかにしなかった。

 林執行長は、統計によると7%以上の人が睡眠障害を抱えていると指摘。長年米国で睡眠に関する研究を行っている彭仲康ハーバード大学教授が中学時代の同級生で、運良く提携できたため、睡眠計市場に参入したと説明した。