ゼネコンの亜昕国際開発は14日、国際ホテルチェーン、スターウッド・ホテル＆リゾート傘下の福朋喜来登飯店（フォーポイント・バイ・シェラトン）と共同で新北市林口区に建設中のホテル「林口亜昕福朋喜来登酒店」が今年末にテスト営業を開始するとの見通しを示した。客室数は約165室でレストラン２軒となる予定だ。15日付蘋果日報が報じた。
ゼネコン業界では今年、ホテルなど商用不動産運営業務への参入が増えているが、これに対し業界関係者からは「景気が冷え込む中、安定した収益を確保すためのやむを得ない措置」といった声が上がっている。しかし亜昕国際の姚連地董事長は、商業施設やホテル経営による収益は現時点で小さいが、将来的には独立した事業になり得ると期待感を示した。
なお同社は今後、マレーシアのムラカ州に同じく福朋喜来登飯店と共同でホテルを建設する計画で、姚董事長は「第３、第４軒目も検討しており、現在、適当な用地を探している」と語った。
