ニュース 政治 作成日:2017年6月15日_記事番号:T00071128
中国で拘束されている台湾の非政府組織(NGO)活動家で元民進党職員の李明哲氏の妻、李凈瑜氏らが14日、李登輝元総統と会見した。同席した台湾関懐中国人権聯盟(TACHR)の楊憲宏理事長によると、李元総統は、台湾政府は李明哲氏の安否に関心を示すのみならず、同氏の釈放につながる具体策を講じて中国政府と張り合うべきとの考えを示した。15日付自由時報が報じた。
李凈瑜氏は、正しいことをしていれば皆が助けてくれると、李元総統に励まされたと語った(14日=中央社)
楊理事長によると、李元総統は李凈瑜氏に会うなり李明哲氏が既に87日間拘束されていると述べ、同問題を注視していることをうかがせた。米国が李明哲氏を含む釈放要求リストを中国に提出することに楊理事長らが触れると、李元総統は「米国が台湾人を救出してはならないわけではないが、最大の責任を負うべきは台湾政府であり、米国が李明哲氏を救出するのを待っていてはならない」と述べたという。
李元総統はさらに、「中国は匪賊(ひぞく)だ」と批判した上で、1994年に台湾人旅行客24人を含む遊覧船の乗客、乗員30人が中国人武装強盗に襲撃され死亡した千島湖事件に触れ、当時総統として国家安全会議(国安会)に専門チームを設置し、情報をまとめて対策を練ったと自身の経験を話したという。
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