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漢翔航空工業、自動車用電子機器で攻勢


ニュース その他製造 作成日:2008年4月30日_記事番号:T00007113

漢翔航空工業、自動車用電子機器で攻勢

 
 漢翔航空工業(アエロスペース・インダストリアル・デベロップメント)は、航空技術を自動車用の電子機器に応用し、攻勢を強めている。

 同社は自動車制御機器間のデータ伝送に使われるコントローラー・エリア・ネットワーク(CAN)を独自開発し、ヘッドライトの電子制御ユニットをCANに組み込むことに成功した。欧州では新車に自動点灯するヘッドライトを搭載することが来年から義務付けられるため、同社は5億台湾元(約17億円)以上の商機を見込む。

 同社がCANにヘッドライトの電子制御ユニットを組み込んだことで、システム統合能力が高まった。CANは自動車内部の複雑な電子配線を簡素化できるため、自動車の軽量化につながる新技術として注目されている。

 同社担当者は、「欧州の規制強化に合わせ、少なくとも自動車部品業者2社と提携し、電子制御ユニット20万個を輸出したい。中国企業と商談を進める可能性もある」と述べた。