ニュース 運輸 作成日:2017年6月16日_記事番号:T00071148
高速バス業者による観光バス業務への参入を交通部が認めたことに不満を訴える観光バス運行業者が15日、桃園国際空港の外周道路にバス80台を並べる抗議活動を展開。これにより空港へ向かう道路で約2キロメートルにわたる渋滞が発生して一部航空便に遅延が生じる事態となり、空港利用者からは観光バス業者の抗議方法に対し「自分勝手だ」と批判の声が上がった。16日付蘋果日報が報じた。
空港周辺道路をふさぐ観光バス。内政部警政署航空警察局(航警局)は、抗議中に道路交通法違反があったか否かを確認し、取り締まりを行う方針を示した(15日=中央社)
観光バス業者は13日より台北市の交通部前にバスを並べて抗議活動を行っていたが、周辺の交通がまひしたことに不満を抱いた近隣住民との間で衝突が発生したことを受け、14日夜に警察がバスの強制撤去に乗り出した。
これを受けて観光バス業者は抗議場所を桃園空港に変更。15日午前9ごろから続々と空港周辺道路にバスが集結した。現場では航空警察が交通整理に当たったものの、バスの数が多過ぎたほか、一部が第1ターミナルへの連絡道路をふさいだため、大渋滞が発生した。
空港では航空各社がチェックイン時間を調整して乗客の乗り遅れなどに対策を講じ、影響は1便の出発が約30分遅延するのみにとどまったが、利用者からは「抗議は理解できるが、無関係の者に迷惑を掛けないでほしい」と不満が聞かれた。
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