ニュース 電子 作成日:2017年6月19日_記事番号:T00071159
NAND型フラッシュメモリー用コントローラIC設計の群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)は16日、竹南第3期工場(苗栗県)を稼働した。潘健成董事長は、同工場の稼働により、部材用の広い保管スペースを確保できると説明。同社は手持ち現金が十分にあるが、部材の供給が逼迫(ひっぱく)しているとして、サプライヤーに部材の供給継続を訴えた。17日付工商時報が報じた。
同日行われた工場稼働を祝う式典には、東芝やウエスタンデジタル(WD)、SKハイニックスの代表も参加した(16日=中央社)
潘董事長は、NAND型フラッシュメモリー市場は現在、スマートフォンメーカーではほぼアップルのみが積極的な調達を行っているが、アンドロイド陣営が第3四半期に調達を増やせば供給不足に拍車が掛かり、年末まで供給不足が続くとの懸念を示した。
潘董事長は、NAND型フラッシュメモリー各社は64層3次元(3D)構造への移行が順調でなく、48層に戻したメーカーもあるため、需要に供給が追い付かず、品不足が続いていると説明した。
潘董事長は、アップルは下半期に発売する次期スマホの売れ行きを見込んで今年初めからNAND型フラッシュメモリーを調達しているが、アンドロイド陣営は第1四半期のスマホ需要が予想を下回ったことから、第2四半期は在庫消化を進めていたと指摘。ただ、アンドロイド陣営の需要は存在し、下半期に調達が集中すると予想した。
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