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亜鉛めっきコイル、5月は価格据え置き


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年4月30日_記事番号:T00007116

亜鉛めっきコイル、5月は価格据え置き

 
 燁輝企業と盛餘(SYSCO)は29日、亜鉛めっきコイルと焼き付け塗装コイル5月の域内向け出荷価格を据え置くことを決めた。中国製品の流入で価格競争が激化していることが背景。6月の輸出価格は米国市場の相場回復を受け、1トン当たり50米ドルの値上がりを見込む。

 燁輝の林茂総経理は、「中国の熱延、亜鉛めっきコイルはこれまで台湾への輸出が困難だったが、台湾で鉄鋼製品の価格が値上がりしたために台湾に輸入される余地が生じた。ただ、今後の市場に対する影響は大きくない」と述べ、中国製品の流入が一時的な現象にとどまるとの認識を示した。

 市場では、中鴻鋼鉄が熱延コイルの価格を1トン当たり400台湾元引き上げたため、燁輝企業と盛餘も値上げに踏み切るとの見方が有力だった。しかし、中国製亜鉛めっきコイルの輸入価格が台湾製より同200米ドル安い900米ドル前後で推移しているため、両社は値上げ見送りを余儀なくされた。