ニュース 電子 作成日:2017年6月19日_記事番号:T00071160
香港の麦格理資本証券(マッコーリー・キャピタル・セキュリティーズ)大中華区科技産業研究チームの張博凱主管はこのほど、鴻海精密工業は携帯電話の受託生産だけでなく部品、ロボット、ブランドも手掛ける企業に発展しており、同社は未来世界の統合者になるとの予想を示した。19日付経済日報が報じた。
張主管は、鴻海の強みとして▽EMS(電子機器受託生産サービス)業者として最終製品を把握している▽通信設備や部品に参入しているほか、通信キャリア、ケーブルテレビ(CATV)事業も展開している▽モノのインターネット(IoT)、顔認識などの新技術に早くから投資しており、デバイスのスマート化に長ける▽シャープ買収により最終消費者との対話能力が求められるブランド経営やマーケティング面で経験を積んでいる──ことを挙げた。その上で、鴻海は今後これらの強みを武器に、新たな市場である▽スマートハウス▽スマートカー▽スマート工場▽スマート医療サービス──を迅速に開拓していくと予想した。
マッコーリー証券は、鴻海の経営多角化、新技術への投資、ブランド経営を好感して、同社の今後1年の目標株価を200台湾元(約720円)へと従来の150元から大幅に引き上げた。
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