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インベンテック、新董事長に卓桐華氏【図】


ニュース 電子 作成日:2017年6月19日_記事番号:T00071161

インベンテック、新董事長に卓桐華氏【図】

 電子機器受託生産大手、英業達(インベンテック)は李詩欽董事長と黄国鈞総経理が退任して経営の第一線を退き、同社傘下の英穏達科技(インベンテック・ソーラー・エナジー)の卓桐華董事長が董事長、巫永財インベンテック営運長が総経理に就任した。卓董事長は、今後は情報通信、新エネルギー事業に注力するほか、産業コンピューター、カーエレクトロニクス市場に参入すると表明した。17日付蘋果日報が報じた。

/date/2017/06/19/01Inventec_2.jpg卓董事長(右)と巫総経理(左)。卓董事長は、将来的により若い人材に経営を引き継げるよう、若い人材の育成に努めると話した(16日=中央社)

 卓董事長は、ノートパソコン、サーバー、スマート端末から成る情報通信事業は今年、ノートPCは前年比横ばい、サーバーは5~10%の成長を目指すと表明。同社のサーバー市場シェアは現在30%で、今後は人工智能(AI)用に注力するほか、フォグコンピューティング関連商機も取り込む狙いだ。また、スマート端末の出荷台数は10~20%増の7,000万台が目標と述べた。

 新エネルギー事業は太陽電地が中心になると説明した。下半期の生産能力増強後、同社の生産能力は台湾で上位3位に入る1.6~1.7ギガワット(GW)に達する見通しで、業績回復を見込んでいる。

 卓董事長は、カーエレ市場では先進運転支援システム(ADAS)、車のインターネット(IoV)関連で2018年に製品を投入したいと述べた。既に自動車メーカーと交渉しているが、まだ開発段階には至っていないという。

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