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CSC、自動車用鋼材で成果


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2017年6月19日_記事番号:T00071165

CSC、自動車用鋼材で成果

 中国鋼鉄(CSC)が自動車用鋼材分野を着実に伸ばしている。現在、供給先の自動車メーカーは台湾内外の23社に拡大。年間売上高は700億台湾元(約2,600億円)に上るとみられ、利益率が高いため、世界市場で競争するための武器になっている。19日付経済日報が報じた。

 CSCの供給先は、台湾では裕隆集団、国瑞汽車、中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)、台湾ホンダなど。中国では大衆汽車(フォルクスワーゲン)、中国第一汽車集団、東風裕隆汽車など。

 裕隆集団の納智捷汽車(ラクスジェン・モーター)は以前、複数のモデルが約20%の割合でCSCの鋼材を使用。現在「Luxgen5」はCSC鋼材の採用率が92.6%に高まっており、自動車1台当たりの使用量は以前の250キログラムから600キロ以上に高まった。

 トヨタ車生産の国瑞汽車も車体の60%でCSC製を使用しており、国瑞による部材の現地調達化政策に応じて今後も採用拡大が見込まれる。

 専門家によると、CSCの自動車用鋼材の供給は鋼板が年間約150万トン、部品用棒線鋼が約25万トンで、計175万トンに達する。