ニュース 商業・サービス 作成日:2017年6月19日_記事番号:T00071170
交通部観光局の統計によると、蔡英文政権が発足した昨年5月から今年4月までに台湾を訪れた中国人客は延べ287万4,000人と前年同期比で145万6,000人減少した。台湾観光業界の収益は700億4,000万台湾元(約2,500億円)減少した計算だ。一方、蔡政権の「新南向政策」により、同期間に東南、南アジアから台湾を訪れた観光客は96万1,000人と30万2,000人増加したが、観光収益は77億3,000万元増えただけで、訪台中国人の減少による損失をほとんど補えていない。18日付経済日報が報じた。
観光収益は観光局の2015年調査データより、訪台中国人1人当たりの平均支出額227.58米ドル(1日当たり)、滞在期間7日間、および東南アジア、南アジアからの観光客1人当たりの平均支出額170米ドル(同)、滞在期間5日間で計算した。
観光局関係者は、訪台中国人の減少は中台関係の冷え込みが原因であり、中国人団体、自由旅行者の1日当たりの受け入れ上限は現在各5,000人だが、団体客は上限人数の4割、自由旅行者は5割しか来ていないと明かした。
訪台中国人の減少により、新北市の観光工場、「伊薇特」(アイスクリーム)、「幾分甜幸福城堡」(ベーカリー)、「淡水登峰魚丸」(魚肉団子)が昨年閉鎖した。同市淡水区にあるガラス・瑠璃の観光工場、「琉伝天下芸術館」も今年8月に認証期限が切れるが、再申請しない方針だ。
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