ニュース 農林水産 作成日:2017年6月19日_記事番号:T00071174
米国企業が台湾への輸入を申請中の遺伝子組み換え品種の米国産ジャガイモは、審査中でこれまでに認可が下りていないが、過去の審査必要期間が1~3年だったことなどからみて、来年にも許可が下りるのではないかという観測が出ている。19日付自由時報が伝えた。
申請しているのは、米SPSインターナショナルの台湾支社で、日本、韓国、中国でも同時に申請を行っている。
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)の担当者によると、遺伝子組み換えジャガイモは米国、カナダ、オーストラリアなどで認可されており、業者による申請は、遺伝子組み換え食品審査小委員会での審査を経る必要があり、許可証発行までには1~3年を要しているという。同担当者は「審議を通過するかどうか、通過の時期は見通しが難しい」と述べた。
申請中のジャガイモは、遺伝子組み換え技術で、発がん性が指摘されているアクリルアミドの産生や黒斑の低減を図ったものだ。
ただ、台湾では遺伝子組み換え作物に対し、全体的にマイナスイメージが根強く、主婦連盟環境保護基金会の呂佳育執行長は「遺伝子組み換え作物の工作方法は土地に優しくなく、生態系を損ねる可能性がある」などとして慎重な評価を求めている。
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