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自動車・二輪車
作成日:2008年4月30日_記事番号:T00007118
三陽工業、折り畳み式電動バイクを初公開
三陽工業(SYM)が、工業技術研究院(工研院)創意中心およびマサチューセッツ工科大学(MIT)メディア・ラボと提携して開発した折り畳み式電動バイク「ロボスクーター」を初めて公開した。三陽の黄光武総経理によると、来年下半期の量産、発売を予定しており、台湾と欧州を中心に商機を狙う。30日付経済日報が報じた。
黄総経理によると、「ロボスクーター」は総重量50キログラムで、リチウム電池を搭載し、最高速度は時速60キロ。軽くて折り畳み可能で省エネ、環境にもやさしく駐車する際も便利な同製品は、自転車や小型バイクに代わる交通手段として商機が見込めるという。
三陽は過去に台湾山葉、台湾スズキなどと組んで共同で電動バイクの開発に取り組んだことがあるが、当時は環境面、技術面の問題から、市場で受け入れられなかった。
その後三陽は、電動バイクにこれまでとはまったく異なる概念を取り入れるため、工研院創意中心の「新世代創意聯盟」に加入し、これを通じてMITメディア・ラボとも提携した。昨年11月には世界最大のバイク展示会、ミラノモーターサイクルショー(EICMA)に「ロボスクーター」を出展し、各国のディーラーから問い合わせを受けたという。