宣明智・聯華電子（ＵＭＣ）名誉副董事長が設立した互貴興業の重慶子会社、互貴科技はこのほど、中関村医学工程転化（重慶）中心と協力枠組み協定を結んだ。共同でバイオテクノロジー産業のインキュベーション（起業支援）プラットフォームを創設し、スマート医療産業の発展を促す。20日付工商時報が報じた。
宣氏は、互貴科技が欧米、日本、台湾の優れたバイオ企業、製品を選考し、中関村医学工程転化（重慶）中心が重慶での登記、政策支援の取得、証明書の登録、認証取得などを支援すると説明。高リスクの第３類医療機器について国家食品薬品監督管理総局（ＣＦＤＡ）の販売許可を取得することが主な支援内容になるという。
互貴興業の郭加泳執行長は、両者の提携は新薬開発、ハイエンド医療機器、検査用試薬、幹細胞関連技術などの分野に照準を当てると説明。既に台湾、米国、シンガポールの企業と交渉中で、同プラットフォームを通じて迅速な支援を提供したいと話した。
中関村医学工程転化（重慶）中心はＣＦＤＡの支援の下、北京市食品薬品監督管理局、中関村管理委員会、海淀区政府が共同で推進する公的医療プラットフォームで、2016年１月から起業支援を行っている。
