ニュース 政治 作成日:2017年6月20日_記事番号:T00071203
訪米中の頼清徳台南市長は現地時間の18日、メリーランド州で、中台間の「1992年の共通認識(92共識)」について、「問題は一国二制度にある。台湾人民は香港やマカオと同じ地位をもたらす『92共識』は受け入れられない」と発言。また「中国は台湾に1本の道のみを与え、それの受け入れを強要すべきではない」と中国を批判した。中国は最近、「92共識」で国民党の「それぞれの解釈」にも反対する立場を強めている。20日付聯合報が報じた。
頼市長は、中国とは交流を通じて理解を深め、平和的発展の道を歩みたいと強調した(18日=中央社)
頼市長の発言は、「92共識」が将来の一国二制度による統一に結び付くとの認識に基づいている。台南市政府新聞・国際関係処の許淑芬処長は頼市長の発言について「民進党が台湾独立綱領を廃棄しても、92共識と一つの中国の原則に向き合わねばならないため問題解決にはならない。92共識と一つの中国の原則を受け入れてもやはり解決できない。なぜならば根本の問題は一国二制度のためだからだ」と発言の内容を解釈して説明した。
頼市長はまた先日の「親中」発言について、「台湾を核心として中国に友好の手を差し伸べるものだ。蒋介石・蒋経国時代の『反中』とも、馬英九前総統の『傾中』とも異なる」と説明した。
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