ニュース 電子 作成日:2017年6月21日_記事番号:T00071216
市場観測によると、受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)はこのほど顧客に対し、積層セラミックコンデンサ(MLCC)の品不足が続いているとして、MLCCの特殊製品について納期を従来の1.5カ月から6カ月に引き伸ばし、価格を15~30%引き上げると通知したようだ。受動部品業界の値上げ幅として過去17年で最大だ。21日付経済日報が報じた。
証券会社は、ヤゲオが値上げに成功すれば、MLCCの平均販売価格(ASP)がさらに高まる見通しとなり、台湾メーカーの華新科技(ウォルシン・テクノロジー)や禾伸堂企業(ホーリーストーン・エンタープライズ)、販売会社の日電貿、蜜望実企業などが恩恵を受けると予想した。
受動部品は昨年下半期から供給不足となり、今年第1四半期に日本のメーカーがコスト増を反映して値上げ、台湾メーカーも4月に追随した。ただ、それでも供給不足は解消されず、特にMLCCの供給不足が深刻で、日本、韓国のサプライヤーは需要期の第3四半期に5~8%値上げするとみられる。
サプライヤーの多くは、メーカー各社が生産拡大に慎重な姿勢であるため、受動部品の供給不足は年末まで続くと予想している。
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