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「海運市場の最悪期過ぎた」=陽明海運董事長【図】


ニュース 運輸 作成日:2017年6月21日_記事番号:T00071226

「海運市場の最悪期過ぎた」=陽明海運董事長【図】

 陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)の謝志堅董事長は20日、世界の海運市場の現状について、「運賃、輸送量とも安定して回復しており、最悪の状況は過ぎ去った」との見方を示した。また市場全体の輸送能力は縮小し続けており、今後3年間、景気は前年を上回ると予測した。21日付経済日報が報じた。

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 謝董事長は、第2四半期より適用される米国航路の新規長期契約運賃は、前年同期に比べ40~50%上昇しており、欧州航路も輸送量が前年より増加していると指摘。世界的な景気回復を受けて同社は第1四半期の損失が大幅に縮小するなど業績が好転しており、新規契約が本格的に適用される第3四半期以降は黒字転換する見込みだ。

 同社は、3カ月連続で損失を計上した赤字航路の廃止を進めており、過去1年間で13航路を削減した。一方で、廃止した航路と経路が類似で寄港地や共同運航パートナーを変更した13航路を新たに開設している。