ニュース 電子 作成日:2017年6月22日_記事番号:T00071249
宏碁(エイサー)は21日の株主総会で、董事長に陳俊聖(ジェイソン・チェン)執行長を選任した。董事長は創業者の施振栄(スタン・シー)氏、共同創業者の黄少華(ジョージ・ホアン)氏と交代してきたが、両氏はいずれも引退しており、陳氏が董事長に就任したことで正式な世代交代が実現した。22日付蘋果日報が報じた。
陳俊聖新董事長は台湾積体電路製造(TSMC)出身。14年に執行長に就任し、後継準備を進めてきた(21日=中央社)
陳董事長は、エイサーは過去数年で進歩を遂げたが、まだ十分でないと語った。今後も本業のパソコン事業を強化すると同時に、バーチャルリアリティー(VR)、人工知能(AI)、ゲーミング、コンテンツサービス事業の発展も進めると表明した。
陳董事長は、PC事業はビジネス市場を強化していると説明。自身が執行長に就任した3年前、エイサーのビジネス用製品の販売比率はわずか2割だったが、今年は4割に達していると強調した。
VR事業については、スウェーデンのスターブリーズスタジオと合弁で設立した業務用バーチャルリアリティー(VR)ヘッドセット「StarVR」の開発業者、宏星技術(スターVR)が既に黒字化したと説明した。今後は売上高を分配し合うビジネスモデルでハリウッドの業者と提携すると明らかにした。
陳董事長はさらに、AI事業ではタイでスーパーコンピューターを受注し、スパコン受注は年初来で7件と昨年通年の8件に近づいていると明らかにした。
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