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奇美の次世代ライン、第10か第11で検討


ニュース 電子 作成日:2008年4月30日_記事番号:T00007126

奇美の次世代ライン、第10か第11で検討


 液晶パネル大手の奇美電子(CMO)の呉炳昇執行副総経理は29日、同社が8.5世代ラインを稼働させた後に導入する次世代ラインについて、第10世代または第11世代の選択になるという見方を明らかにした。投資額は生産ラインの規模によって1,200億~1,500億台湾元(約4,087億~5,109億円)、場合によってはそれ以上となる可能性もあるとした。30日付電子時報が伝えた。
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 呉副総経理は、次世代ラインのガラス基板投入枚数は月10万枚以上で経済規模に合うという見方を示しつつ、ガラス基板の大きさや量産に入る時間については未定とした。

 同社は先月、第6世代工場の第2期ラインで量産を始めており、現在のガラス基板投入枚数は月1万枚、年末までに8万枚まで拡充する計画だ。新たな第7.5世代ラインは先月、ガラス基板投入枚数が5万枚に達し、年末までに10万枚まで増加する予定。

今年のパネル出荷、40%増

 奇美電の第1四半期の売上高は前期比12.2%減の920億8,500万元、純利益は24.2%減の152億9,400万元だった。

 何昭陽総経理は29日、今年の大型パネルの目標出荷枚数を上方修正し、昨年比で40%増の6,900万枚を見込んでいることを明らかにした。第2四半期は大型パネルの出荷が前期比15%以上増加する見通しだという。