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4週変形労働時間の適用、農林水産・牧畜業にも


ニュース その他分野 作成日:2017年6月22日_記事番号:T00071263

4週変形労働時間の適用、農林水産・牧畜業にも

 労働部は22日、先週の自動車運送業、ガスボンベ卸小売業に続き、農林水産・牧畜業も4週変形労働時間の適用対象に含める方針を明らかにした。22日付蘋果日報が伝えた。

 4週変形労働時間では1日当たり10時間まで働くことができ、4週間以内の所定休日(休息日)と法定休日(例仮)を移動できる。これにより、最長で24日間の連続勤務が可能だ。農林水産・牧畜業に従事する27万人が影響を受ける。変形労働時間の新規適用としては最大規模で、7月中にも実施される見通しだ。

 変形労働時間には2週、4週、8週の3種類があり、4週は最も柔軟性が高く、現在銀行、宿泊業、警備会社、コンビニエンスストアなど42業種に適用されている。農林水産・牧畜業界からは、昨年10月に7日ごとに1日の法定休日を設定するという法解釈が示されたことで、シフトが組めなくなったとする陳情が出ていた。

 ただ、学識者からは一口に農林水産・牧畜業界といっても幅が広く、職場によって労働力需要も異なるため、変形労働時間の導入は慎重に検討すべきとの意見も存在する。