ニュース 社会 作成日:2017年6月22日_記事番号:T00071266
先ごろ不幸な事故で亡くなった映画監督、斉柏林氏が撮影した空撮ドキュメンタリー映画『看見台湾』(2013年、邦題・天空からの招待状)は、見る者に台湾の自然の美しさを再認識させるとともに、環境保護意識を喚起するなどと大きな話題を集めたが、同作品に刺激を受けてか、屏東県政府は昨年、空撮技術を駆使して県内各地の風景を撮影した映像を多数盛り込んだPR動画を製作。これが好評を博しており、今年も空撮カメラマンと共同で空撮映像の撮影を続けている。
『把心留在屏東』の一場面から。どこか斉柏林監督の作風をうかがわせる(YouTubeより)
屏東県政府は昨年以降、『把心留在屏東(心は屏東に)』、『熱帯屏東』などと題するPR動画をインターネット上などで相次いで公開。これら動画の中にはマリンスポーツで人気の恒春半島や離島の小琉球、台湾最大のマグロ漁港として知られる東港などの有名観光スポットのみならず、屏東独特の南北風情ただよう山や海、川、水田など自然の風景を空から撮影した映像がふんだんに盛り込まれており、これを見た市民やネットユーザーから「屏東はこんなに美しかったのか」「屏東出身者として誇らしい」などと賞賛の声が上がっている。
特に『把心留在屏東』は、昨年ポルトガルで開かれたART&TUR国際観光映画祭で特別賞を受賞したこともあり、同年10月に動画共有サイト、YouTube(ユーチューブ)で公開されて以降、現在までの視聴回数が41万回を超えている。
好評を受けて屏東系政府は、今年も外部の業者に委託して空撮映像の撮影を続行しており、10月に新たなPR動画の発表を予定しているほか、空撮写真を集めた展覧会の開催も検討中だ。
潘孟安・屏東県長は、同県は美しい自然やリゾート施設だけでなく、客家や原住民など多様な族群(エスニックグループ)の文化も魅力と語っている。夏休みの旅行先として検討してみてはいかがだろうか。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722