衛生福利部（衛福部）食品薬物管理署（ＴＦＤＡ）は、加工肉製品メーカーの吉富食品（屏東県）が、今年４月に使用期限が切れたパン粉を使用してとんかつを製造し、合計537キログラムを販売していたとして摘発した。23日付聯合報が伝えた。
問題の商品の多くは、大型商店で販売されたとみられる（ＴＦＤＡリリースより）
同署と屏東県政府衛生局などは、吉富食品から問題の製品110キログラムなどを押収した。
問題の商品は同社が製造した「爆漿檸檬猪排」で、新北市などにある業者３社を通じて市中に流通した。同署は問題製品の回収を命じるとともに、消費者に対しては、４月16日から６月６日に製造された同製品は食べずに返品するよう呼び掛けている。吉富食品には食品安全衛生管理法違反で罰金処分が下される見通しだ。
