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鴻海の新たなけん引役、AI・IoT・健康に照準


ニュース 電子 作成日:2017年6月26日_記事番号:T00071296

鴻海の新たなけん引役、AI・IoT・健康に照準

 26日付経済日報は、鴻海科技集団(フォックスコン)が今後、▽人工知能(AI)▽モノのインターネット(IoT)▽健康・医療──の3分野を新たな成長に向けたけん引役に据える方針との見方を示した。

 観測によると、AIやIoTに関する国際規格が依然として制定されていない中、鴻海と傘下のシャープは長期的な投資計画を策定し、アップルやアマゾン・ドット・コムなど世界の大手ハイテク企業と協力を強化していく方針とされる。郭台銘(テリー・ゴウ)総裁は7月に米国を視察に訪れる際にAIの専門家と会い、同分野に関する投資アライアンスの創設やスマートカー向けAIの発展について話し合う予定とみられる。

 また鴻海は、AI用半導体で業界をリードするグラフィックIC最大手、米エヌビディアと多方面にわたり協力を行っているが、その背景には郭総裁とエヌビディア創業者で最高経営責任者(CEO)の黄仁勲(ジェンスン・フアン)氏との長年にわたる交友関係があるようだ。

 これについて郭総裁は先ごろ、7~8年前に黄氏と話し合った際、次世代グラフィックスプロセッサー(GPU)と高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)の発展に関する提携計画を即決したと話した。