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5月工業生産指数、プラス成長を回復【図】


ニュース その他製造 作成日:2017年6月26日_記事番号:T00071313

5月工業生産指数、プラス成長を回復【図】

 経済部統計処が23日発表した5月の工業生産指数は109.63ポイントで、前月比6.95%上昇、前年同月比0.78%上昇し、プラス成長を回復した。1~5月の工業生産指数は105.2ポイントで前年同期比3.24%上昇と、過去最高の伸びだった。半導体、液晶パネルが貢献した。23日付工商時報が報じた。

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 工業生産指数の93%を占めた製造業生産指数は111.78ポイントで、前月比6.75%上昇、前年同月比2.02%上昇した。1~5月の製造業生産指数も107.24ポイントで前年同期比4.88%上昇と、過去最高の伸びだった。

 5月製造業生産指数のうち、電子部品業は前年同月比5.19%上昇した。うち半導体産業が11.96%上昇で13カ月連続のプラス成長、液晶パネルと部品業が11.28%上昇と10カ月連続のプラス成長だった。王淑娟副処長は、テレビの大型化で大型パネル需要が増えていると指摘した。台湾のパネルメーカーの技術は中国をリードしていること、韓国メーカーが生産ラインを閉鎖したことが背景にあると分析した。下半期は中国メーカーが生産能力を増やせば、台湾のパネル業は減速すると予測した。

 電子部品業以外の5月生産指数は、化学材料業が前年同月比3.25%上昇と、プラス成長を回復した。ナフサ分解プラントの年次保守終了、石化製品の購買意欲回復が理由だ。機械設備業は7.48%上昇と、生産自動化、ハイテク大手の工業拡張が貢献した。

 一方、コンピューター・電子製品・光学製品は前年同月比12.23%下落した。王副処長は、世界で携帯電話ブランド大手の競争が激化しているためと説明した。