ニュース 社会 作成日:2017年6月26日_記事番号:T00071316
台北市信義区にオープンした、とんこつラーメン専門店「一蘭」(本社・福岡市)の台湾1号店が大人気で、今月15日のオープンから10日以上たった今も行列が途切れず、合計で250時間を超えた。一蘭は2013年に香港に出店した際、行列が196時間に上ったが、それを上回るブームとなっている。
台湾の一蘭1号店は24時間営業で年中無休。開店前は、看板の天然とんこつラーメンの価格が288台湾元と日本よりも高いことや、優先着席のためには対象商品を6,000元以上買わなければならないことが批判を受けたりしたが、日本の有名ラーメン店の味を求める台湾の消費者の熱意の前には何ら問題ではなかったようだ。
蘋果日報の記者が25日の日曜日午後、食事時間帯を外して同店を訪れたところ、70~80人が列を作っていた。夏の午後の日差しは強く、店員が暑さをやわらげるために、飲料水を供給したり、水をまいたりしていた。食事時間帯でない場合は1時間待ちで、夕方になると2時間待ちとなるという。あるネットユーザーは、週末は午前3~4時のほとんど人が行かないような時間帯でも1~2時間待ちで、「午前2時過ぎに並んで、食べ終わったらもう明け方だった」と語る人もいる。
そうまでして並んで食べる価値があるのかといえば、同店を訪れた人からは「日本と全く同じ味だ。濃いスープにうま味がある」「初めて食べたが確かにとてもおいしい」といった感想が聞かれた。ただ、「次回はもう少し来客が少なくなってから来る」との声もあった。
同店は60席で、1人30分で食べ終わるとして、24時間で延べ3,000人、1カ月で延べ10万人近い客が来る計算になる。現在、来客数は開店時の半分に減っているが、それほど並ばずに快適に食事をするためには、最低でもあと1カ月くらいは待たなければならなさそうだ。
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