ニュース 電子 作成日:2017年6月28日_記事番号:T00071348
元マイクロソフト(MS)人工知能(AI)部門アジア太平洋地区研究ディレクターの杜奕瑾氏(40)が「台湾AI実験室」を創設した。当初はゲノム(全遺伝情報)解析などバイオ分野へのAI技術の応用を手掛ける。既に台湾積体電路製造(TSMC)、聯発科技(メディアテック)、鴻海精密工業や海外の大手メーカー出身者など20人がメンバーに加わっている。28日付経済日報が報じた。
杜氏は、エヌビディアの黄仁勲(ジェンスン・フアン)CEO(最高経営責任者)をはじめ台湾出身のAI人材は多いが、台湾に皆いないと指摘した(27日=中央社)
杜氏は今年3月、陳良基科技部長、唐鳳(オードリー・タン)政務委員らの説得に応じて台湾に戻り、台湾AI実験室を創設した。まずバイオ関連に照準を当てるのは、台湾は医療データが充実しているためと説明した。
杜氏は、台湾AI実験室は政府の賛同を得ているが、資金は全て民間から調達していると説明。台湾でAIプラットフォーム構築し、次世代型製造業への転換を目指すメーカーにAIサービスを提供したいと述べた。
杜氏は台湾大学資訊工程学系(情報工学部)を卒業後、米国立衛生研究所(NIH)のヒトゲノム研究所(NHGRI)に入った。台湾では1995年にインターネット掲示板サイト「批踢踢(PTT)」を開設したことから「PTTの父」として知られる。
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