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中国BOEが勢力拡大、台湾TV受託メーカーの脅威に【表】


ニュース 家電 作成日:2017年6月28日_記事番号:T00071351

中国BOEが勢力拡大、台湾TV受託メーカーの脅威に【表】

 市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、中国の液晶テレビ受託生産メーカー、京東方視訊(BOEVT)は2017年テレビ出荷計画が1,200万台と前年比85%増だ。親会社、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)の液晶パネル生産能力を強みに勢力を拡大し、台湾のテレビ受託生産メーカーの脅威となっている。28日付経済日報が報じた。

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 テレビ受託メーカーの17年出荷計画は、▽中国TCL、2,200万台(前年比10%増)▽冠捷科技(TPVテクノロジー)、2,000万台(11%増)▽鴻海精密工業、1,300万台(55%増)──で、BOEVTは4位につけている。

 BOEVTはサムスン電子、LGエレクトロニクスのほか、下半期より米ビジオ(VIZIO)も初めて顧客に加わる。ビジオのテレビは従来、▽鴻海▽TPV▽瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)▽緯創資通(ウィストロン)──など台湾勢が担っていた。

 BOEVTはBOEが得意とする32インチパネルを搭載したテレビを主力としている。BOEは下半期に福建省福清市の第8.5世代工場で43インチパネルを量産する予定で、BOEVTの製品ラインアップが充実する見通しだ。