ニュース 食品 作成日:2017年6月28日_記事番号:T00071358
食品大手、味全食品工業の蘇守斌総経理は27日に行われた同社株主総会で、中国・江蘇省蘇州市に冷蔵乳製品や飲料を生産する新工場を新設すると表明した。2018年に稼働し、上海地区に供給する予定で、中国市場シェアの拡大を狙う。28日付経済日報が報じた。
蘇総経理(左)は、中国では果汁飲料、乳酸菌飲料、ヨーグルトに注力し市場拡大を図ると話した(27日=中央社)
蘇総経理によると、蘇州工場は同社にとって中国で3カ所目の生産拠点となる。生産ラインは8~10本とする予定で、15本の杭州工場(浙江省)に次ぐ規模が見込まれる。
味全の「毎日C」は中国の冷蔵果汁飲料市場においてシェア1~2位、乳酸菌飲料市場でも同社商品が2~3位の地位にある。これにヨーグルトを合わせた3品目の売上高は10億人民元(約167億円)に迫っており、今後も主力商品となる見通しだ。味全の昨年の中国事業売上高は前年比15.6%増の約90億台湾元(約340億円)となったが、今年も第1四半期は13.5%の成長を見せており、通年で100億元を突破する可能性がある。
一方、親グループの頂新国際集団で2014年に発覚した不正食用油事件に絡む不買運動などの影響に苦しむ台湾事業の昨年度売上高は78億元と中国事業を下回った。
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