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遠東新世紀、中台越の生産拡大に7億ドル【表】


ニュース その他製造 作成日:2017年6月29日_記事番号:T00071380

遠東新世紀、中台越の生産拡大に7億ドル【表】

 遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の化学繊維メーカー、遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)の徐旭東(ダグラス・シュー)董事長は29日、台湾、中国、ベトナムでの生産能力拡大に今後3~5年で7億米ドル以上を投じると表明した。衛生材料用ポリエステル綿、車載用ナイロン66、回収ポリエチレンテレフタレート(PET)など高付加価値製品の生産能力を2018年に現在の2倍以上へ増やす計画だ。29日付工商時報が報じた。

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 遠東新世紀の席家宜副董事長は、同社の機能性ポリエステル綿、不織布は既におむつ、生理用ナプキン、医療材料に使用されており、今後の成長を見込んで台湾、中国、ベトナムで工場を拡張すると説明した。

 席副董事長は、今年ナイロン66の生産能力は4万トンへと昨年の2倍に増えると予想。ナイロン66はタイヤの世界大手ブランドの認定を目指してサンプル出荷しており、タイヤコード(繊維糸)、シートベルト、エアバッグのメーカーに生地を出荷すると説明した。

 徐董事長は、同社は回収PETなどの環境配慮型製品の世界市場で主導的地位にあり、既にナイキ、コカ・コーラ、アディダスに採用されていると説明した。日本、東南アジアなどでも生産ラインを増設し、生産能力は現在の9万トンから20万トンに増えると予想した。