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林口長庚医院の集団退職、医師引き抜き合戦が勃発


ニュース 医薬 作成日:2017年6月29日_記事番号:T00071381

林口長庚医院の集団退職、医師引き抜き合戦が勃発

 林口長庚紀念医院(桃園市亀山区)で急患担当の医師が集団で退職意向を示したことを受け、医師不足に悩む各地の大病院による医師の引き抜き合戦が起きている。29日付聯合報が伝えた。 

/date/2017/06/29/09changgeng_2.jpg温副院長は、急患科の患者受け入れ体制充実のため、他科に移れる患者は積極的に移す体制の構築も考えていると語った(28日=中央社)

 報道によると、林口長庚医院を退職する意向の医師に対しては、台湾大学医学院附設医院(台大医院)、台北栄民総医院といった大病院のほか、花蓮県や台東県の病院からもオファーが舞い込んでいるという。 

 台大医院救急部の方震中主任は「救急部の専門医は3年半の訓練が必要で、毎年90~100人しか訓練できない。需要から判断すると、台湾全土で1,700~2,000人の救急専門医が必要だが、免許保有者は1,500人で、業務がハードなため、一線に立つ人は1,200人にすぎない」と現状を語った。

 林口長庚医院の温明賢副院長は28日、医師22人から退職願が出ていることを認めた上で、慰留に努めているとし、「救急の質には絶対に影響しない」と強調した。