ニュース 金融 作成日:2017年6月29日_記事番号:T00071389
中国保険大手の安邦保険集団(北京)はこのほど、台湾証券大手、元大証券の韓国法人「ユアンタ証券」、韓国のプライベート・エクイティ・ファンド、ボゴ(VOGO)ファンドなどを相手取り、6,980億ウォン(約690億円)の損害賠償を求める訴訟を香港の国際仲裁裁判所に起こした。安邦保険はユアンタ証券、ボゴファンドなどから2015年に韓国・東洋生命保険の株式を取得した際、損失隠しがあったと主張している。29日付韓国紙・朝鮮日報が伝えた。
東洋生命は輸入肉類を担保に資金融資を行った結果、詐欺事件に巻き込まれ、問題の融資3,800億ウォンのうち2,662億ウォンを貸倒引当金として計上し、16年12月期に赤字に転落した。
安邦集団はユアンタ証券などが東洋生命の株式を売却した過程で、問題の詐欺事件による損失を知りながら開示しなかったと主張している。
これに先立ち、ユアンタ証券などは先月、株式売却代金の残金が期限までに支払われなかったとして、安邦保険を同裁判所に提訴していた。
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