交通部観光局が発表した５月の訪台外国人旅行者は延べ82万2,000人で、前年同月比6.84%減少した。今年に入り４月を除いて前年割れが続いている。訪台中国人は延べ20万人で38.31%減少した。29日付自由時報が報じた。
観光業界の対中窓口機関、台湾海峡両岸観光旅遊協会（台旅会）は、中国の若者の台湾旅行を増やそうと、体験ツアーを実施している。写真は澎湖島（26日＝中央社）
中国人以外は、▽東南アジア、延べ16万9,000人（前年同月比33.94%増）▽日本、延べ14万6,000人（0.52%増）▽韓国、延べ７万9,000人（24.06%増）──と増えた。
静宜大学観光事業学系の黄正聡副教授は、通年の訪台中国人旅行者は年間延べ200万人となり、外国人旅行者全体の２割に縮小すると予想した。一方、中国人以外は増え続けているため、下半期の訪台外国人旅行者全体はプラス成長を取り戻すと予測した。通年では延べ1,000万人を突破する見通しだが、昨年の1,069万人超えは努力次第と述べた。
