ニュース 電子 作成日:2017年6月30日_記事番号:T00071405
プリント基板(PCB)大手、燿華電子(ユニテック・プリンテッド・サーキット・ボード)は29日、労災死亡事故が発生した宜蘭工場(蘇澳鎮)廃水処理設備に対する操業停止命令を受け、7月10日まで操業を停止すると発表した。同社はきょう30日にも改善計画を提出し、操業再開を目指すと強調した。30日付経済日報などが報じた。
宜蘭工場。ユニテックは、亡くなった従業員に関して「あらゆる責任を果たす」と表明した(26日=中央社)
証券会社は、宜蘭工場は2016年売上高全体の10%にすぎず、操業停止はウエット工程のみで、操業停止期間も短い見通しのため、土城工場(新北市)でカバーできると指摘した。6月の製品はほぼ完成しているので影響は限定的で、7月売上高への影響は3~5%と予測した。
ユニテックは事故原因について、定期保守の準備のため、廃水槽の水量を減らす作業中、誤って連通管のふたを廃水槽に落としてしまい、安全装備を着用しないまま拾おうとしたため、有毒ガスを吸って意識を失ったと説明した。救援者も慌てていたため安全対策を行っておらず、被害が広がったという。
同社は、厳しい安全規定を制定しており、安全装備の配備や安全教育を実施していると強調した。
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