ニュース 金融 作成日:2017年6月30日_記事番号:T00071413
通信キャリア最大手の中華電信と小売業界最大手の統一超商(プレジデント・チェーンストア)、および同社傘下で接触型電子マネーカード「icash」を展開する愛金卡が29日、戦略提携を発表。今後は中華電信のモバイル決済アプリ「Hami Wallet」で統一超商の「icash2.0」が利用可能となる。30日付工商時報が報じた。
統一超商は、中華電信との提携によってセブン-イレブンでのモバイル決済が今年末までに3割増加するとみている(29日=中央社)
1,000万件を超える携帯電話ユーザーを抱える中華電信と全土に5,000店以上の小売店を展開する統一超商の業界最大手同士の提携は、台湾でモバイル決済普及を強く後押しすると見込まれる。
中華電信の鄭優董事長によると、現在、モバイル決済の普及が爆発的に進んでおり、同サービスの利用を可能にする近距離無線通信(NFC)機能を内蔵したSIMカードへの交換率は5月、前年同月比21倍に成長。「Hami Wallet」のダウンロード数も60%増加したという。
一方、統一超商が展開するセブン-イレブンにおけるモバイル決済利用件数は5月は前年同月比で67倍に、決済額も約75倍に増加。利用エリアも台北市中心部から拡大が進んでいるようだ。
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