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国泰世華銀董事長に郭明鑑氏、同族経営からの脱却進める


ニュース 金融 作成日:2017年6月30日_記事番号:T00071415

国泰世華銀董事長に郭明鑑氏、同族経営からの脱却進める

 国泰金融控股(キャセイ・フィナンシャル・ホールディングス)は29日、傘下の国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)の陳祖培董事長が国泰金副董事長に昇任し、新董事長に国泰金の郭明鑑法人代表董事が就任する人事を発表した。国泰金グループは同族経営からの脱却を進めており、創業者一族である国泰金の蔡宏図董事長の長男、蔡宗翰氏を新董事長に就任させなかった。30日付経済日報が報じた。

 郭氏はJPモルガン・チェース銀行の台湾・香港総裁、大手投資ファンド運用会社のブラックストーン・グループ香港支社のシニアアドバイザーを歴任し、台湾内外の各業界に精通する。また、私募ファンド運用を通じてのM&A(合併・買収)で活躍してきたことから、業界では「M&Aの申し子」と呼ばれている。

 業界関係者は、郭氏が新董事長に就任することで、国泰世華銀は東南アジアなど海外市場の開拓が有利に行えるほか、国泰金は海外の金融機関の買収をさらに進められると指摘した。