ニュース 運輸 作成日:2017年7月3日_記事番号:T00071445
台湾高速鉄路(高鉄)はこのほど、今後の旅客需要に対応するため、日本勢と欧州勢(フランス、ドイツ)に対し、車両受注への関心表明要請書(REOI)を発送した。3日付経済日報が伝えた。
高鉄は12両編成で14本の列車を購入したい構えで、車両メーカーに対し、列車規格や高鉄のシステムへの適合性についてデータ提出を求めた。今回の要請は、1,000億台湾元(約3,700億円)規模に上る今後の車両受注戦に向けた前哨戦となる。
現在高鉄が使用しているのは、日本の新幹線車両700系の改良モデル「700T系」で、これまでに34本が導入された。高鉄は川崎重工業から一時700T系を4本追加調達する意向だったが、列車技術の進歩に対応し、最新型の列車を購入する方向へと転換した。
高鉄の江耀宗董事長は「輸送量は増え続けており、新車両の必要性を定期的に検討する必要がある。現時点では5年後から毎年1本の新型列車を購入し、列車を合計48本に増やしたい」と述べた。
日本勢は高鉄に日本式の機電システムが採用されていることからみて、列車や信号システムなどの更新時には日本が有利になると目論む。ただ、高鉄側は日本のシステムを採用し続ければ、調達価格を圧縮することが難しいため、今回欧州勢にも関心表明を打診することにした。
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