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裕民航運のばら積み船、大島造船所から引き渡し


ニュース 運輸 作成日:2017年7月3日_記事番号:T00071446

裕民航運のばら積み船、大島造船所から引き渡し

 遠東集団(ファーイースタングループ)傘下のばら積み海運大手、裕民航運は30日、大島造船所(本社・長崎県西海市、南宣之社長)に発注したウルトラマックス級ばら積み貨物船「裕揚輪(アジアン・プライド)」の引き渡しを受け、現地で命名式を行った。1日付中国時報が伝えた。

 裕揚輪は30トンのクレーン4台を装備。1トンの荷物を1マイル運ぶ際に排出する二酸化炭素の量を表すエネルギー効率設計指標(EEDI)は、国際海事機関(IMO)が2025年からの規制強化で求める基準値32%を大きく下回る。

 命名式に出席した遠東集団の徐旭東(ダグラス・シュー)董事長は、裕民航運の平均船齢は6年となり、高効率船舶の占める割合は7割に達したと説明。回復の兆しが出てきたばら積み市場の需要を取り込む準備は万全で、同社はアジア最良のばら積み貨物船隊になれると述べた。

 裕民航運は12年より船隊の若返りを進め、これまでに老朽船舶15隻を廃棄し、船腹が大きく低燃費の新船26隻を導入した。大島造船所では現在、裕民航運の新船2隻も建造中だ。