ニュース 政治 作成日:2017年7月3日_記事番号:T00071450
台北市と中国・上海市による都市間フォーラム「2017台北・上海双城論壇」が2日に上海市で開幕し、柯文哲台北市長は「両岸(中台)は運命共同体を構築すべきだ」などと中台関係の改善を強く訴えた。3日付聯合報が伝えた。
柯市長(左)は応上海市長(右)との会談に運動靴で臨み、中国のインターネット上で話題となった(1日=中央社)
フォーラムには柯市長、応勇・上海市長らが出席。柯市長は「今年台湾が市民の中国への親族訪問を解禁して30周年になる。過去30年間の両岸交流は、人民の利益と需要こそ政府が努力する上での目標であることを証明した」と述べた上で、「両岸の対立を乗り越え、双方は相互尊重、相互協力、相互理解へといずれも努力しなければならない」と呼びかけた。
柯市長はまた、「両岸関係は台湾の市民生活に影響を与える重要な要素であり、人民の福祉を目標として、両岸は一家だという理念を堅持し、両岸交流を強化するとともに、両岸運命共同体を構築し、両岸人民の美しい未来を共に追求すれば、現在の対立局面は克服できる」と訴えた。
応上海市長は「両岸人民は家族であり、分割できない共同体だ。往来、交流、協力を増やすべきだ。上海は交流と協力を前進させたい」などと応じた。
柯市長の親中的とも取られかねない発言内容について、本人は「人それぞれの解釈があるが、家族が憎み合うよりは家族仲が良い方がよいではないか」などと語った。
両市は今回のフォーラムに合わせ、▽台北市内湖区と上海市浦東新区による交流▽台北市立大学と上海大学による学術交流▽バスケットボール普及▽消費者権益保護──に関する4項目の交流覚書を新たに取り交わした。
柯市長は3日夜に台湾に戻るが、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の張志軍主任との会見が実現するかどうか注目される。
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