ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

大型バイクの高速道利用解禁、1年間の観察期間設定


ニュース 運輸 作成日:2017年7月4日_記事番号:T00071472

大型バイクの高速道利用解禁、1年間の観察期間設定

 交通部は3日、高速道路での大型バイク走行解禁を求める団体の代表を招いた会議を開催。7月1日~来年6月30日の1年間を観察期間とし、大型バイクの安全、交通違反などについて調査を進め、基準を満たした場合、早ければ来年10月、まず台湾の東西を結ぶ高速道路で開放することで合意した。4日付中国時報が報じた。

 なお、台湾区国道高速公路局(高公局)が2013~16年に実施した世論調査によると、いずれも大型バイクの高速道路利用解禁に対する賛成が約33%、反対60%の比率を維持している。このほか16年12月と今年2月に実施した調査車両数に対する交通違反件数の比率は大型バイクは15.38%、23.53%と自動車(小型車)の5.64%、9.66%を大きく上回った。

 こうした現状に関して、交通部の祁文中常務次長は、解禁には自動車の運転手からは安全面の懸念を指摘する声が上がる可能性があると指摘した。今後は大型バイクの走行距離に対する事故件数、交通違反検挙数、不適切走行行為(車間距離が狭過ぎるなど)件数に関するデータを収集し、安全基準を満たすと認められた場合、解禁に踏み切る方針だ。