ニュース 社会 作成日:2017年7月4日_記事番号:T00071478
澎湖県政府は3日、県南部のダイビングスポットに設置した、海底ポストと人工魚礁を組み合わせたインスタレーション(空間芸術)を発表した。陳光復県長は「ダイバーたちがこのポストから世界各地に手紙を出し、澎湖の美しさを世界中の人に知らせてほしい」と語り、観光スポット化に期待感を示した。
ダイバーがはがきの回収だけでなく、ポストの定期メンテナンスも行う(澎湖県旅遊処リリースより)
今回発表されたインスタレーションは、澎湖島南部、馬公市鎖港里のダイビングやシュノーケリングの人気スポット「澎南浮潜秘境」内、水深6メートルの海底に設置された。同施設はステンレス製の素材にセメントとタイルでモザイク仕上げを施した高さ160センチメートル、重さ800キログラムのポスト、およびサンゴやシャコガイが育ち、魚礁となるようにと周囲に置かれた三角形のブロックから成る。
同県旅遊処によると、同様の海底ポストは台湾で唯一のもので、将来的にはサンゴやシャコガイが魚の生息地となり、周辺海域の生態系を復元させるとともに、新たな観光資源となることが期待されている。また同処では防水はがき2,000枚を用意。観光客はこのはがきに油性ペンで手紙を書き、ポストに投函すれば、地元のダイバーによって回収され、宛先に届けられる。
陳県長は、「澎湖には世界一美しい海と金色に輝く砂浜がある」と話、これから本格化する夏休みシーズンには、その美しさを体験するため、多くの観光客に澎湖にやって来てほしいと呼び掛けた。
なお同県ではこのほか、「沈没船博物館」や「海底博物館」など豊富は海洋資源の観光産業への活用を計画しており、澎湖旅行の楽しみ方が増えそうだ。
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