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ガソリン価格、台塑石化が再値上げを計画


ニュース 石油・化学 作成日:2008年5月1日_記事番号:T00007148

ガソリン価格、台塑石化が再値上げを計画

 
 3月末にガソリン価格凍結解除に踏み切った台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、国際原油価格が1バレル120米ドルに迫る中、ガソリン小売価格を1台湾元(約3.4円)、ディーゼル油の1.1元の再値上げを計画している。早ければあす(2日)発表し、3日から実施するとみられる。1日付蘋果日報が報じた。

 値上げされれば、オクタン価95無鉛ガソリンは1リットル34.5元の過去最高価格となり、価格の凍結を続ける台湾中油との差額は過去最大の3.8元以上となる。

 蘋果日報では、台塑石化の値上げ計画に対しガソリンスタンド加盟店から「われわれの生活のことなど考えていない」と批判の声が上がるなど、各界で不満が起きていると伝えている。

 台塑石化の林克彦スポークスパーソンは、「3月の値上げ以降給油量が減り、民間企業として株主に対する利益追求の責任を考慮し値上げをする方向だ」と語り、値上げ幅は変動価格制度に基づいて算出したと説明した。

 台塑石化は3月の値上げ後石油製品の輸出比率が9割まで上昇し、ガソリンなど燃料油の輸出価格が好調だったことから、証券会社では同社の今年通年の売上高は9,000億元を目指し、台湾中油を超え域内トップに立つと予測している。